山利喜 〜東京三大モツ煮①〜
東京三大モツ煮、酒場ライターの太田和彦さんが著書で提唱した煮込みの銘店、月島の『岸田屋』、北千住の『大はし』、森下の『山利喜』の事だそうです。 これに立石の『宇ち多』、門前仲町の『大阪屋』が加わると東京五大モツ煮、何れ劣らぬ呑兵衛の聖地ですねσ(^_^;)
今日はそんな三大モツ煮の一角、山利喜を目指して森下駅にやってきました♪開店前に着いちゃったんで、酒場放浪記宜しくちょっとお散歩を……σ(^_^;)
五間掘にかかる弥勒橋のたもとにある、鬼平ファンに有名な本所弥勒寺門前の笹屋へ。って、フィクションなんで実際には弥勒寺を参詣しただけですが、気分は江戸時代の酔っ払いですσ(^_^;)
最近は携帯のアプリで現代の地図と見比べながら古地図が見られるんで、歴史ロマンを楽しむ旅も随分お手軽になりましたね〜♪
そうこうしてるうちに夕暮れ時、いよいよお目当ての山利喜さんへ向かいます。
こちらは創業1924年、もうすぐ100年居酒屋になろうかという老舗です。開店時間の5時を過ぎると大提灯と暖簾が出されていよいよ入店、平日だった事もあり本日一番乗りを獲得です♪
まずは酎ハイレモンとモツ煮(玉子入)をオーダー、お通しの切り干し大根の酢の物をちびちびつまみながら晩酌スタートです♪
程なくグツグツ煮えたぎったモツ煮が登場、器の中で煮えたぎるマグマの様な姿は、圧倒的な存在感です。
こちらのモツ煮は野菜などは入らず、シロとギアラのみをじっくり煮込み、半世紀に渡って継ぎ足して作られてるんだとか。
本館の鍋も半世紀使い込まれた年代物、山利喜さん曰く「時間という隠し味」が効いているそうです♪
焼き物も秀逸、特に軟骨叩いたつくねがツボでした♪何故か他のお客さん焼き物頼んで無い様で、しばらくは僕のオーダーで焼き台貸し切り、なんとなく悦に浸る時間でした。
皆さんガーリックトーストで残った汁を掬って食べてる様ですが、今回はゆで卵の黄身に絡ませて美味しく頂きました♪
近所にはさくら鍋で有名な『みの家』もあります、趣きありますよね〜♪
そして近所にあるこの長屋、キッチンぶるどっくはキタナシュランでも紹介された人気洋食店、アド街にも出てた天ぷらの『満る善』、他にも気になる店ばかりの長屋ですが、今年の6月で取り壊しになってしまう様です。
今のうちに森下満喫しておきましょう。
それでは皆様、良い晩酌を\(^o^)/